小久保の路上に建つビルの6Fから

よく集まってくれたここで日本語で俺が伝えるべきことはひとつ

RADR (beta) を RADR 1.0.0 にするプロジェクトが発足、自分の参加のもと

もうそろそろ言ってもいいだろう。

RADR というサイトだかサービスだか良く分からないのがある。アクセスすると beta を含むURLにリダイレクトされ、それがbetaであることがわかる。10年近く前の公開時からほぼ何も変わってない。何をしたらいいのか分からないページばかり。この beta なサイトを、サービスとして 1.0.0 まで持っていく、そのバックエンド開発全般を担当することになった。開発に関わるのはHalifax, Canadaに住むフロントエンドエンジニアと俺の2人、環境用意したり監督するのはCalifornia, USに住む開発チームのリーダー、監修はRichie Hawtin。今どこにいるんだっけ…?あとの2人も住んでるところは分かったけど生まれ出身はどこだか知らない。2人ともRichie/Minusと関係のない会社のFull-time workが本業。

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Richie Hawtin annouced RADR

自分としては、大好きなオープンソースプロジェクトに関わる気持ちでやってくつもり。つまり、責任がないわけではないが、好きでやってて貢献したいと思っているプロジェクト、という位置づけ。エンジニアの公募なんて絶対しないんで、チーム入りできたことを、幸運にもという言葉つけないとだめかここ?俺としては、これをゴールそしてスタートとすることを5年前からアイデアとして持っていて、今回、それを狙って自分からアプローチできる必然性を見つけ、点と点をがたくさん繋がったことで見えたチャンスを逃さなかったんだ。そうだな、チャンスがあったことは幸運だ。後述するが、RADRアプリのアップデートが行われていたら、今回のJoinのチャンスはなかった。

もうひとつの幸運。それは、担当するのがイベント関係ではなくサービス開発・運用、というところだ。イベントは、ひと夏だったり3年だったり、いずれにせよ、終わる。RADR 1.0.0 をリリースできれば、運用が始まる。不具合改修はもちろん機能追加などバージョンアップも続ける。12年前にRichie Hawtinが語ったビジョンは、4年前にも改めて語られたけど、全く形になっていない。

Get Played Get Paid

はぁ?Richieも熱く語ってるけどそれ全く進んでないよ。形になっていないそのビジョン、それを形にしていけば、形にする試みを続けていけば、息子が成人になるまでにサービスがなくなることはないだろう。それに、これが形にできるのなら、サービスとしても十分マネタイズできるものになるだろう。その時は対価を必ずいただこう。


今このサイトは RADR というアプリケーションがダウンロードできるサイトに過ぎない。RADRアプリは、TraktorAbleton LiveやRane Seratoに対応しており、これらDJアプリやDAWが再生した曲情報をTwitterにリアルタイムで投稿するというシンプルな機能を持つ。

そのアプリケーションも現段階でもmacOS 10.15 Catalinaには対応していない。なので自ら動いた。

上の記事に書いたが、RADR/TwiiterDJチームの発起人であるメールの相手はこう言っていた。

I know its not high on the priorities these days but let me talk to Richie and see what he thinks. Most people on the team have since moved on to other projects but perhaps there is some interest etc...

「RADRのプライオリティーは高くなく、チームのほとんどの人が他のプロジェクトに移ってしまったけど、Richieに少しは興味などがあるかもしれない」と。

同時に、

I am a user experience designer so when it comes to programming my limits are front end stuff.

「自分はUXデザイナーなので、プログラミングといえばフロントエンドのことだけしか」

とも言っていた。俺はこの部分を見逃さなかった。


ここからが続きだが、この彼からの最初の1通目となるメールの返信には「OK、追加情報を待つよ。11年前、TwitterDJ登場のアナウンスをメールマガジンで見た時は本当に興奮したんだ。何かできることがあったら言ってね」程度の返事をした。翌日すぐに返信があって「早まってしまったようだ、64bit版のRADRアプリケーションは今テスト段階に入っていてもうすぐリリースされると、Richieとアプリ開発のオリジナルメンバーから聞いた」と。それと「そうとなれば自分はRADRウェブサイトのバグってるところ直す作業に取り掛かろう」といった内容だった。

RADRウェブサイトとは、前述の https://radr.dj/beta/ のことだ。そうか、彼はサイトを管理する役割をもっていたのか。

俺は現在のRADRウェブサイトのありさまと、RADRアプリの利用情報を集約できるという点から秘めてるポテンシャルを説き、「それは大きいものだけどせめて検索機能ぐらいあったらいいよね。俺アプリの開発手伝うよって言ったけれどアプリエンジニアじゃないんだ、実はWebエンジニアで、バックエンド開発を得意としているんだ。あなたはUI/UX・フロントエンドエンジニアだよね?バックエンドエンジニアはご入用じゃない? ;}」と締めたメールを送った。

ここまで連日やりとりしていたのだが。返事が来なくなった。

14日経って、そろそろ「RADRアプリのMac版のテスターとして手伝えないかな」とかメールを送ろうかなと思い始めていた翌日、俺がメールを送った15日後に彼からのメールが届いた。それは俺のメールの返事というか、新プロジェクトの参加オファーだった。

彼は、俺という存在があれば、と、RADRウェブサイトの次期バージョン 1.0.0 の構想を発案、Richieと開発チームのリーダーに見せるべくコンセプトデザインを考えていたそうで、そのドラフトを添付してくれて「あなたの意見が聞きたい」といった内容。ドラフトは今あるものとは全く違う、様々な機能を織り込んだ内容がモダンなデザインでまとまっていた。beatportspotifyと繋げる案まである。

俺何ができるかどんな経験やスキルセット持ってるか話してないよ。

なので今更ながら箇条書き8項目で説明した。盛ったところもあるが嘘は書いてない。

- 12+ years of experience with using Java
- 8+ years of experience with using PHP
- 6+ years of experience with using AWS
- Solid knowledge of SQL and general database
- Experience with RESTful API design
- Experience working on the backend of a web application in the modern software development process
 - Released a SPA (similar to Facebook Group) from scratch and had been doing operations of it
  - As chief of a development team of a company

CV作らないとそもそもApplyできないからいつまで経ってもグローバルチームで働けないと思っていたのにこれだけでいいのか…と思いながら、「あなたがフロントエンド全部やるなら、自分がバックエンドを全部やることで、かけられる時間にもよるけど2人で RADR 1.0.0 をリリースすることは不可能ではないよ」と、根拠のない自信で、いや、一応様々経験あるから根拠あるけど、こうも言っておいた。

メールのやりとりに新たにチームリーダーが参加した。

Daisuke will help me with the RADR site update. He is a full stack developer with 10+ years experience working for big projects in Japan.

俺のことはこう紹介された。フロントのこともするときはあるけどねとは言ったけどbig projectとは全く言ってないけどね。


今日までで、チームリーダーが今までやってきてたんであろうやり方に対し、自分のやりやすいやり方、そして必ずチームにとってより良い形となるであろう別案を提言すること2つ、2つとも採用してもらった。これでようやく進められるな、といったところ。

しかし、論理立てて説明する英文メールに60分以上かけて書いて送って、数日して返ってきた返事が3分以下で書かれたであろう「OK, I agree with you.」的な内容で、英語力…英語力…!と思わずにいられないが、提案は採用されたわけだし6年前から意識して英語に慣れようとした結果の今の自分だからアプローチできたことなので…とはいえ勉強してなかったからな。使ってて慣れた、だからな。もっと勉強しよう慣れよう。


ああ、フロントエンドエンジニアと俺と2人でリニューアルプロジェクト。まさしくこれを経験したじゃないか。懐かしいな。久しぶりだな。あの時の失敗は全部活かすよ。